看護師の創り方

リアルナースとしての経験を基に、みんなの知りたいを叶えるブログ

クリニック編〜口腔ケア②〜

 

 

こんばんはー!

にゃこちです!

 

 

前回、口腔ケアの概要を説明させて頂きました。

 

今回はクリニックで行っていた

口腔ケアについてお伝えします!

 

 

 

 

口腔ケアを行うにあたって

バッド(医療用の浅い角形容器)に

 

・綿球(グリセリンに浸したもの)

・ガーゼ

・コッヘル(医療用のハサミみたいなもの)

・デンタルブロックやエアウェイ

 

を用意していました。

 

 

 

【綿球】

 

乾いた清潔な綿球を入れ、

グリセリンを浸しておき

グリセリン綿球を作ります。

 

口腔ケアを行う際、

乾燥していると痛みが増してしまうのと、

汚れも取りづらい為、

ここではグリセリン綿球を使い、

口腔内をある程度湿らせてからケアを行なっていました。

 

高齢者の方は唾液の分泌が低下して

口腔内が乾燥している方が多いのでねー

 

それに加え、うちのクリニックでは

寝たきりの方が多く、意思疎通も取れない患者様

ばかりだったので、よくグリセリン綿球を

使用していました!

 

 

 

【ガーゼ】

 

基本はガーゼを湿らせて拭き取りに使用していました。

うがいが行えない方ばかりなので、ガーゼでの拭き取りが主でしたね。

 

あとは

吸引の資格が無いと基本吸引が出来ず、

唾液や口腔ケア時の刺激でムセたりしてしまうので、

口腔ケア時に出た、

余分な唾液や分泌物を吸収させる目的でも使用していましたねー

 

 

 

【コッヘル】

 

医療者じゃないと聞き慣れないものだと思いますが、

簡単に紹介すると、ハサミのような器具です。

 

両先端にかぎ爪のようなものがついています。

また、ハサミで言うところの指を入れる部分の下に

階段の様なギザギザがついていて、

強く挟めると同時に、故意に動かさないと開閉出来ない仕組みになっています。

 

こちらではコッヘルにガーゼを巻きつけて、

口腔内の拭き取りに使用していました!

 

なぜこのような器具を使うかというと、

そのまま指をもし入れてしまったら

噛まれてしまって、

介助者の怪我や事故につながるからです。

 

 

【デンタルブロック・エアウェイ】

 

まず、デンタルブロックというのは

口を開いた状態を保持する為のものですね

そして介助者の指を守る為のものでもあります

 

形は・・

三角コーンのとんがってないバージョン

みたいな形です笑

 

指を入れる穴があり、

介助者の指を守りながら、

患者様にはわざと

デンタルブロックを噛んでもらうようにすると

自然と口を開いた状態を維持出来る!

といった具合になります

 

 

認知症や意識のない患者様なので、

「口を開けてください」

といって

通用するはずがありません笑

 

もちろん説明はしますが

 

 

特に噛みしめの強い方だと

介助者が怪我をしてしまいます。

 

また、

開いた状態をしばらく保持する必要があるので、

時折使っていました!

 

 

エアウェイというのは

Air Way

といった具合に

本来は気道確保の為に使われる器具です

 

が、

デンタルブロックが少ないので

エアウェイもデンタルブロックと同じ目的で使われておりました!笑

 

 

 

 

今思うと

自分のクリニックでは

コッヘルやデンタルブロックを使用しなければ

口腔ケアが安全に行えない患者様ばかりだったのですよね。

 

 

 

 

次回は

クリニック編〜口腔ケア③〜

投稿予定です。


全ての人々に感謝を込めて

ご覧頂きありがとうございました。